リーバイスのGジャン

Gジャンの各モデルについて

 

 

【ファースト 506】Gジャンは作業着から出発しているため、このモデルは特にワークウェアとしての機能性が重視されています。腰の部分にシンチバックが付けられているのも、その時代では当然のことです。シルエットはルーズに作られており、前の身頃にアクションプリーツが施されています。他のモデルよりも襟が低めに作られていることからも、ワークウェアを意識して作られたものであることが分かります。胸部の左側のみにポケットがあり、袖にはリベットが打たれているのも特徴です。

 

【セカンド 507】ファーストモデルと基本的なディテールは似ていますが、ファーストモデルよりもファッション性が高まっています。ファーストモデルとの主な違いは、シンチバックを廃止したことと、前身頃のポケットが増え、左右両方に装備されたことです。シンチバックが廃止された後の代替として、ボタンアジャスターが装備されるようになります。このボタンアジャスターは後のモデルまで引き継がれていくことになります。

 

【サード 557】一番ポピュラーなGジャンのモデルであり、このデザインは他の多くのメーカーからもコピーされてきました。セカンドモデルのシルエットをよりファッショナブルにしたモデルです。デザイン上の特徴は、ホームベース型のフロントポケットがシャープになったことや、V字型の切り替えしが入っていることです。また、今までのGジャンよりも釦がひとつ多くなり、袖のリベットは廃止となりました。