リーバイスの人気モデル
リーバイスはジーンズの代表的なブランドです。よって、デニムジャケットもまずはリーバイスから語るべきであると思います。
リーバイスで人気があるモデルは、世界初のデニムジャケットである「506XX」です。「506XX」はリーバイスのファーストモデルでもあり、ノンウォッシュで希少価値の高いデニムジャケットです。
もうひとつの人気モデルは、1936年のモデルをイメージしてカスタマイズした現行モデル「70506-0012」です。「506XX」はリーバイスのファーストモデルを象徴するディテールともいえる、フラップ付きのワンポケットスタイルが特徴です。
その他にも2本針のシンチバックや前身頃のアクションプリーツ、低めに作られた襟などもが「506XX」の特徴であると云えます。こうしてみると、当時のデニムジャケットがワークウエアとしての性格を非常に強く帯びていたということが分かります。
片面の赤タブやレザーパッチも1940年代の特徴だったものです。一方、ファーストモデルのディテールを踏襲している「70506-0012」は、そのシルエットをより現代的にするために、身幅や袖を細くしています。
また、胸ポケットのフラップにハンドステッチ風のコットンを施したりすることで、ワークウェア的な性格が強いファーストモデルのイメージを洗練したデニムジャケットへと発展させています。