Ｇジャンについて
Ｇジャンとは、ジーパンと同じデニム素材で作られたジャンパーのことで、英語では通常ジーンジャケット、もしくはデニムジャケットと呼ばれていますが、日本では和製英語であるジーンジャンパーの略称であるＧジャンが定着しています。
もともとは、ジーンズに合わせる労働用上着として、リーバイ・ストラウス社が1930年代頃に製造を開始したのが始まりです。Ｇジャンの種類は古い順に分類されており、ファースト、セカンド、サード、フォースという呼び名が便宜的に付けられています。この呼び名は、日本の古着輸入業者がＧジャンを整理分類するために付けたもので、古着などはLOTナンバーの紙ラベルが剥がれて無くなっている場合が多いためです。
フォースタイプのＧジャンは、リーバイ・ストラウス社のモデル70505-0217であり、サードタイプのモデル557-0217とは着丈の長さや裁断の仕方、デニムの伸縮率に違いがあります。
サードタイプのＧジャンは、英語圏ではトラッカージャケットとも呼ばれており、立体裁断を採用しているモデルです。それに対して、フォースタイプの方は量産型のモデルであることもあって、立体感はあまり感じられません。しかし、一般的にＧジャンとして普及しているのはフォースタイプのモデル70505-0217のほうです。